ロシアンスナイパー(映画)のあらすじや実際に観たネタバレ感想

 

映画『ロシアンスナイパー』を観ました。これはロシア・ウクライナ合作の映画です。クリント イーストウッド監督作品の映画『アメリカンスナイパー』が有名ですが、私はこの映画『ロシアンスナイパー』に深く感動したので、この作品のネタバレを含むあらすじと、観た感想を紹介しようと思います。  

実在したソヴィエト連邦軍の女性狙撃手であるリュドミラ パヴリチェンコが主人公のモデルです。また原題は『Bitva za Sevastopol』(セヴェストポリの戦い)で、第2次世界大戦下のロシアにおけるソヴィエト連邦軍とナチス・ドイツ軍の戦いの事を指しています。

 

スポンサーリンク

映画『ロシアンスナイパー』の作品情報を紹介

作品データ

  • 製作年    2015年
  • 原題     Bitva za sevastopol
  • 製作国    ロシア・ウクライナ合作
  • 上映時間   123分
  • 監督     セルゲイ モクリツキー

スタッフ

  • 監督   セルゲイ モクリツキー
  • 製作   イゴール オレショフ、ナタリア モクリツカヤ
  • 脚本   セルゲイ モクリツキー、マキシム バダリン、イゴール オレショフ
  • 音楽   エフゲニー ガルペリン

出演キャスト

ユリア ペレシド

ジョアン ブラックハム

エフゲニー ツガノフ

ビタリー リネツキー

ポリーナ パクホモバ

ニキータ タラソフ

 

映画『ロシアンスナイパー』 のネタバレを含むあらすじ

始まりは1957年ルーズベルト大統領夫人のエレノアがソヴィエトを訪れた際に、会いたい女性がいるとお付きの者に告げる所から始まります。

その女性こそが第2次世界大戦下の1年足らずの間にドイツ兵を309人倒し、敵に「死の女」と恐れられたソ連の女性スナイパー、リュドミラ パヴリチェンコでした。

出会いは第2次世界大戦中の1942年のアメリカで行われた国際学生会議でした。男性軍人の中に一人、色白で小柄な彼女が居て「私が殺したのは、309人のファシストです。」と発言をし、周囲をざわつかせたのです。

美しく,聡明そうな眼差しをたたえたリュドミラがなぜそのような戦果を挙げるに至ったのか? エレノアは彼女を気に掛けて滞在中はホワイトハウスに宿泊をさせてあげました。そうして二人の交流が始まったのです。

 

射撃との出会い

1937年キエフ大学に主席で合格したリュドミラですが、厳格な幹部ソ連赤軍幹部である父には褒めても認めてももらえませんでした。

大学では、女友達の恋人探しの話題には興味を示さずに勉学に勤しみます。

ある日友人たち数人に誘われて行った射撃場で、リュドミラは初めての射撃体験にもかかわらず男性陣を負かす腕前を見せます。その才覚が射撃の指導官の目にとまりました。

あまりの才能にソ連の将校が大学にまでリュドミラに軍に入隊して狙撃手の訓練所に入ることを勧めに来ます。

 

 

そんな中1941年いよいよナチス・ドイツ軍がソ連に侵攻を始めました。友人の兄で医師であるボリスはリュドミラに好意を抱いていたので、彼女の軍への入隊をとどまらせようとしますが彼女は軍に入隊を志願し狙撃手の養成所で訓練を受け始めました。

そうして前線オデッサで初戦を迎えます。過酷な訓練に耐え、狙撃兵としての戦法を叩き込まれたリュドミラは着々と戦果を成し遂げていきました。

彼女に想いを寄せるボリスの妹で、友人であるマーシャと恋人のパイロットもオデッサに来ていました。かつて出会った空軍パイロットもリュドミラにアプローチしますが、彼女はきっぱりと断ります。

指揮官であるマカールに付いて実践をこなす内、リュドミラは彼に特別な気持ちを抱くようになっていました。

 

ある日空爆で負傷した彼女をマカールが寄り添って励ましたのも束の間、療養の為に入院しなければならず、離れ離れになりました。

頭に砲撃を受けていたリュドミラは、一刻も早く前線に復帰したかったので戦医として参戦していたボリスに戦線に戻れる証明を懇願します。 ボリスも完全治癒には時間が必要だと彼女を諭そうとしまちますが、リュドミラの気迫に負けてしまうのでした。

そうして前線に戻った彼女を待ち受けていたのはマカールや他の仲間の戦死という悲しい事実でした。

 

大統領夫人エレノアとの交流

再び舞台は1942年、アメリカのホワイトハウスに移ります。 そこにはリュドミラを1人の女性として温かく受け入れるエレノアに心をときほぐされた彼女の姿がありました。

 

学生会議に着るための女性らしいワンピースをプレゼントしたり、ともに料理をして過ごす内にエレノアは彼女の普通の若い女の子と変わらない態度にほっとします。また会話の中でもリュドミラの教養の高さにも気がつきました。

 

ですが、エレノアはフライパンの落下音にリュドミラが激しく怯えるのを目の当たりにし、やはり激しい戦況下に置かれた後遺症に悩まされている事を知るのでした。

 

戦下の恋

マカールを失い心が荒んだまま、リュドミラはドイツ兵やナチス・ドイツの狙撃兵を殺し続けました。そこに「守るものを持て。でないと自分が殺されてしまう。」と新任の隊長レオニードに助言を受けます。 ただ戦果を挙げるためではなく、生き残る為に銃を構えるということを教えてくれたレオニードと恋に落ちるのに、時間はかかりませんでした。

 

そんな中、故郷の友人のマーシャも従軍看護婦として前線に来てリュドミラと再会しました。マーシャの恋人のグリシャも含め4人で心安らぐひと時を過ごすのでした。

結婚式の当日にマーシャから恋人のグリシャが敵に撃墜され亡くなった事をリュドミラは告げられました。どんなに心許せる人と側にあろうとも戦火の中では「死」はいつもここそこに転がっているのでした。

戦況はナチス・ドイツ軍の戦車によってソ連赤軍は苦戦を強いられている中、レオニードは爆撃からリュドミラを庇い戦死します。

 

長時間にわたりナチス・ドイツの狙撃手と互いに隙を狙い合うリュドミラ…

彼女のなかで何かが壊れました。そうして自分の額に鮮血で印をつけて姿を露にし、相手が自分を狙撃したところを射殺。もちろん彼女も重傷を負います。

これまでに相当数の敵兵を倒していたリュドミラは味方にはもちろんその名をとどろかせていましたが、敵にも「死の女」と恐れられるようになっていました。

狙撃されて身も心もボロボロなリュドミラに、ソ連赤軍幹部ソ連は敵が彼女を死んだと思っているから元気な姿を新聞に載せよう、と銃を構えて笑顔を作れと言います。軍医で看病にあたるボリスは彼女を庇おうとしますが無駄でした。

 

セヴァストポリの戦い

戦争は激化し、セヴァストポリ要塞に追い詰められていました。 リュドミラの事を案じたボリスは自分の帰還証明を使って彼女をセヴァストポリ要塞から脱出させてあげました。一緒に行こうと言う彼女に、ボリスは出会った時と変わらない優しい笑顔で「すぐに行くから。」と答えました。

セヴァストポリは間もなく陥落し、要塞に残った、たくさんのソ連兵が犠牲になりました。

 

学生会議に出席し、「戦意高揚のシンボルとして誰もが戦争に参加したくなるようなスピーチを。」と言われるリュドミラ。エレノアから贈られていたワンピースも軍服に取って代わられ、ついに彼女は」と演説会の壇上に上がりました。

「私は309人の敵を倒しました。皆さんはいつまで私の後ろに隠れているつもりですか?」

会場は総立ちとなり、割れんばかりの拍手喝采を彼女に惜しみなく送り続けました。

 

作品冒頭部分の1957年のモスクワに立ち返り、エレノアの希望が叶えられる事をお付きの者から告げられます。

そしてエレノアは、少し歳を重ねたリュドミラと彼女の息子とオペラ鑑賞を楽しむのでした。

 

スポンサーリンク



映画『ロシアンスナイパー』を観た感想

映画大好きChie

私が実際に観てみました!

何と言っても主人公のリュドミラ パヴリチェンコを演じたロシア女優ユリア ペレシドが本当に綺麗でした。

戦時中が描かれているので、戦闘服に身を包み、まとめた髪も乱れ、顔も泥にまみれて奮闘する姿なのですが、美しくて溜息が出ます。

 

ルーズベルト大統領夫人であるエレノアと過ごす時間と激しい戦闘下とを交互に描く事でパヴリチェンコの女性的な部分と男性的な部分がそれぞれを際立たせています。そしてエレノアがそうだったようにリュドミラ パヴリチェンコという女性をもっともっと知りたくなり、終わりまでずっとその気持ちのままでした。

エレノアを演じたジョアン ブラックハムも包容力があって素敵です。彼女の他の出演映画や情報を調べようとしましたが、残念ながらイギリスの女優であることしか見つかりませんでした。

 

前半にリュドミラと父親との場面があります。 彼は内務省幹部の役人で威厳があり、とても無口です。家に居るのに寛がず、1人娘のキエフ大学主席通過にも笑顔ひとつ見せてはくれないのです。

私は、これこそが彼女を男性でも音をあげるほどの厳しい訓練に耐え、過酷な戦闘に身を投じる動機だと思いました。 きっと父に「よく頑張った、よくやった」と認めてもらいたい一心で、ボリスが勧めたように従軍看護婦として参戦するという道もあったのですが、リュドミラは狙撃手という選択を自ら下したのではないかと思います。

彼女が想いを寄せたマカールもレオニードも自分の上官であり、歳がかなり上です。きっと父親のような愛情を求めていたのでしょう。

パブリチェンコは自分の想いや気持ちをそこまで口にしない人です。でも毅然とした行動や態度にしっかり表す意志の強さが感じられました。私にはそこが羨ましかったです。

ロシアンスナイパー(映画)のあらすじや実際に観たネタバレ感想のまとめ

 

この作品に出会う前に、映画『アメリカンスナイパー』を観ていました。まさに対抗を意識して邦題が付けられたでしょうね。なぜなら『アメリカンスナイパー』の方が先に製作、公開されているからです。

それでも観てみると、そんな事がどうでもよくなる程見応えのある映画でした。

ドラマチックでかなりおすすめ度は高いです。

映画『ロシアンスナイパー』ぜひ、一度ご覧ください!!

 

スポンサーリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください