あと1センチの恋(映画)のあらすじとネタバレ感想を紹介!

映画『あと1センチの恋』は2014年のイギリス、ドイツ合作の恋愛コメディドラマ映画です。

監督はクリスチャン ディッター、原作はセシリア アハーンの『愛は虹の向こうに』です。

映画『あと1センチの恋』のあらすじや実際に観た感想をご紹介します!

主演はイギリスのミュージシャンであるフィル コリンズを父に持つ、イギリス出身のアメリカ人女優リリー コリンズが務めています。

相手役はサム クラフリンというイギリス人俳優で、2011年公開の映画『パイレーツ オブ カリビアン/生命の泉』で宣教師のフィリップ役を演じています。

 

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映画『あと1センチの恋』はどんな映画?

映画『あと1センチの恋』は、本人達が必死でやっているからこそ、笑ってしまうという微笑ましい部分が
多い恋愛映画です。

それに加えて、あったかーーーい愛情に包まれた家族の絆を描いたハートフルな作品でもあります。

 

家族って側にいつも居てくれるので、大切さが良くわからなくなったりする時もありますよね?

でも何かのキッカケで、いざ離れてしまうと恋しくなったり、ありがたみが分かったり。

言葉を交わさなくても分かるだろうって 思ってしまって、どうしても1番最後に回してしまったり…

でも実は最初に思いを伝えたい、かけがえのない人達は家族なんではないでしょうか??

ズバリ映画『あと1センチの恋』はそういう家族の愛おしさを綴った作品だと思います。

 

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映画『あと1センチの恋』のあらすじを紹介!

ロージーとアレックスは幼い頃から親友同士です。常に何でも語り合い、互いの家も行き来するほど仲が良いのでした。

高校最後のパーティにそれぞれを誘えぬまま、本当の気持ちも言えぬまま、イギリスとアメリカで離れ離れになります。

2人ともそれぞれ子育てに追われたり、恋人との時間や学生生活を送っていましたが、連絡は取り続けていました。

実は妊娠の事も出産の事もアレックスには告げられなかったロージーですが、彼の元彼女であったべサニーにみつかって、バラされてしまいましす。

辛い時はやっぱり2人で過ごしたいのにままならず、それぞれ他の相手と共に過ごす事になります。

 

そんな時 ロージーの父親が亡くなってしまいます。葬儀に来たアレックスは、ロージーの1人娘の父親であるグレッグの態度を見て、側に居るべきは自分だと手紙に書いて送りますが、グレッグの手に渡ってしまいロージーには届きませんでした。

すれ違ったまま、時が過ぎて あろう事かアレックスは、高校最後のパーティに連れ立った初体験の相手である、べサニーと結婚することに。

グレッグの浮気が発覚し、シングルマザーになったロージーは、親友のルビーに促され、彼女と娘ケイティとその幼なじみでボーイフレンドのトビーと共にアメリカに飛び、アレックスを取り戻す決意で式に臨みます。

結局 アレックスを祝福する友人としてのスピーチを披露し、彼を取り戻す事は出来ませんでした。

でも娘のケイティとトビーのおかげで、ロージーが失くしていた昔のとあるパーティでのアレックスとロージーがキスした事と、その時の彼の想いを聞くことが出来ました。

そして2人の心の絆は一層深まったのです。

 

映画『あと1センチの恋』を観てみた感想!

映画大好きChie

私が実際に観てみました!

きっと恋を経験した女の子には心に深く刺さる作品です。

原作者が女性だから、ロージーの複雑な心理描写が上手く描かれています。

ロージーとアレックスの2人が何度もすれ違いを繰り返して、辿り着いた未来を観て「運命とは、こういう事なんだろうな。」と思いました。

面白いのは2人が同じ時を過ごすシーンにそのシーンそれぞれに色が付いているんです。

それは、つまり原作の『愛は虹の向こうに』を象徴しているんだと思いました。

愛する人と楽しい時を過ごすと、それだけで、自分の周りの世界が薔薇色に色鮮やかに輝やいて見えます。

また時には何もかも上手く行かずに空回り、全てがぼんやりと暗くブルーに見えてきたり。

 

自分から見た世界は色んな色に変わって行く… そうやって彩られた世界を生きて、自分にとって心地の良い事は何か?そして大切な人は誰か?が分かるんだ、とそんなメッセージを受け取りました。

 

ロージー役のリリー コリンズは眉毛が濃く、特徴があるのでそこに気を取らていましたが、物語が進むにつれ、あら不思議。ロージーが可愛いくなってきて彼女に釘付けになってしまいました。

ロージーのパパ役の俳優もちゃんと眉毛が濃い方が演じています。余談ですが。

 

それからロージーの普段着がとっても良かったです。

やっぱり彩り豊かなスタイルが多いのと、ちゃんと同じ上着を着回しているところも好感持てます。

本当にロージーという女性が存在していると錯覚するぐらい身近に感じられました。

そしてヘアスタイルもフワフワのゆるいウェービーロングの10代に始まり、結わえる長さのストレートのセミロング、途中働き出した時には束ね髮、アレックスの結婚式時は、クルクルパーマのボブと、2人がどれだけの時間、すれ違っていたか、ロージーのヘアスタイル遍歴からも、分かるようになってますね。

アレックスは、と言えば母性本能をくすぐるタイプです。すごいのは、このアレックスを演じたサム
クラフリンは普段、相当なイケメンなのです。が、しかしこの映画の中ではあえて少しダサ目を強調して演じられています。

この映画の後に『人生はシネマティック』という作品を観たのですが、この中でサム クラフリンは切れ者の脚本家の役でした。同一人物だと気がついて、驚きました。

この事でサム クラフリン作品が観たくなりました。調べてみたところかなり、話題作に登場しています。

 

映画『あと1センチの恋』はどんな映画?あらすじと観た感想のまとめ

この映画の観終わりには、とても幸せな気持ちに包まれました。

今生きている世界を私は、何色に見ているのだろう???

子供が居るのでバタバタと毎日過ごして見逃してしまっているけど、ふと振り返ってみたくなりました。

息子の幸せそうな寝顔を見てる時はピンク色ですね。

ささくれだった心も彩りを意識すると、癒されるかもしれません。

皆さんがハッピーな時、心は何色に輝き、世界は何色に彩られて見えますか??

またそんなハッピーな色をより鮮やかなものにするには、反対の色も必要な気がします。

 

そしてその向こうにはきっと大切な人が待っていますね。

 

映画『あと1センチの恋』をぜひ一度、ご覧下さい!

 

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